ソースネクスト サポート通信
ソースネクストのメールマガジン「サポート通信」がとても参考になるのでセキュリティ情報を抜粋して引用しました。
以下は引用です。
前号では、最近のウイルスの大きな傾向として 金銭搾取という目的が鮮明になり、 多様化していることをお伝えしました。
今号からはウイルス(マルウェア)にはどんな種類があり、 どのように使われることが多いのかなどを具体的にご紹介していきます。今回は「ウイルス」「ワーム」「トロイの木馬」の3つ。これらは、ウイルスの基本的な特徴に着目した、古くから使われている用語で、どういう悪事を働くのかを示すものではありません。最近では悪事の種類による区分や呼称が用いられます。まさにウイルスの多様化を象徴していると言えるでしょう。
ウイルス
自然界のウイルスと同様に、他のプログラムに「寄生」して「感染」を広げる機能を持つものが狭義のウイルスです。狭義のウイルスは減ってはいるものの、なくなったわけではありません。
ワーム
自己を複製して拡散する機能を持つものがワームと呼ばれます。広がり方として多いのは、ネットワークでつながっているコンピュータの脆弱性を悪用して他のコンピュータに感染していくパターンです。
2003年に「Blaster」、翌年に「Sasser」が猛威を振るい、当時のWindows 2000やXPで対策していないPCはインターネットに接続するだけで感染しました。
「無防備にインターネットに接続するとウイルスに感染する」と言われるようになったのはそのためです。メールやUSBメモリを経由して拡散するものもあります。現在はPCもネットワークも当時に比較して格段に安全になり、ワームの大流行は減りましたが、それでも2017年に「WannaCry」が世界中で問題となりました。原因はWindowsのセキュリティ修正プログラムを更新していないPCが多いためです。トロイの木馬
以前は、有用なソフトウェアと思わせてインストールさせ、侵入後、裏で悪事を働くものを指していました。今では、狭義のウイルスのようにプログラムに寄生せず、ワームのように自己複製もせず、単独で動作するものを「トロイの木馬」と分類することが多くなっています。焦点となるのはどんな悪事、どんな役割をするのかです。
次号に続きます。
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ソースネクストメールマガジン「■サポート通信(第1・第3金曜日配信)/第0057号 2020/9/4 製品の安全で快適なご利用のためのアフターサービス情報」より引用