大量に届く迷惑メール
ここ数日間、急に中国語の迷惑メールがたくさん届くようになりました。
1時間程度の間に何百通も届きます。
迷惑メールは、ウイルス対策ソフトの迷惑メール機能やメーラーの迷惑メール設定で、いろいろブロックしたり対策してもすり抜けてくる事が多く、いつも対処に困ります。
そこで今回は、そんな迷惑メールの対策をご案内致します。
メールソフトの迷惑メール機能を使う方法
ある特定のドメイン(メールアドレスの@以降の事)を迷惑メールとして受信拒否する方法です。
今回は、Outlook2013での対応法です。一般的に他のソフトでも同様の機能がありますので同じ様に設定して下さい。
届くメールのメールアドレスを確認します。
赤く囲っているところがメールアドレスです。
ただし、ここは偽装されている可能性がありますので念のため、メールヘッダのReturn-Pathを確認して正しいメールアドレスを確認します。
メール本文の「ファイル」メニューをクリックします。
「情報」の「プロパティ」をクリックします。
「インターネットヘッダー」項目のReturn-Path:を確認します。
Return-Path: <310931725@qq.com>となっています。
おそらくメールアドレスは「310931725@qq.com」だと推測されます。
今回はメールの上部に表示されているものと同じでした。
※ただし、Return-Pathの後に記載されているメールアドレス自体が偽装されている場合は、残念ながら今回の対処法は効果がありません。
Return-Pathとは
メールヘッダの例
私たちが普段から見ている差出人は、メールヘッダの中にある“From:”で始まる行に書かれている内容をメールソフトが表示したものです(この例では、“taro@example1.co.jp”が表示されます)。しかし、そのメールアドレスがおかしいと感じたときには、同じくメールヘッダの中にある“Return-Path:”で始まる行を探します。この例では先頭にありますが、場所は必ずしも先頭ではありませんので注意してください。
“Return-Path:”で始まる行で書かれているメールアドレスは、多くの場合で実際の配送時に使用された送信者アドレスが書き込まれています。図の例では“From:”で始まる行に書かれているメールアドレスと“Return-Path:”で始まる行に書かれているメールアドレスが一致していますが、メールマガジンのようなものでは異なる場合が多いため、そちらで確認してみるのもいいでしょう。
繰り返しになりますが、そのメールを送ってきた本当の送信者を知りたければ、メールヘッダ中の“Return-Path:”で始まる行に書かれているメールアドレスを調べるのが一番です。
余談になりますが、図中に青で示した“Received:”で始まる行は、そのメールを扱ったメールサーバが独自に書き込む情報です。基本は、上側にある情報のほうが受け取り側に近く、メールがどのような経路を通って届いたかを知る手がかりになります。
受信拒否リストに登録
「qq.com」は、Gmailやyahooメールと同じ中国のフリーメールです。「qq.com」からのメールを迷惑メールに振り分けるように設定します。
※友達に中国の方がおられる場合はその方が「qq.com」のメールを利用している場合は届かなくなるのでご注意下さい。
「ホーム」→「迷惑メール」→「迷惑メールのオプション」をクリックします。
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「受信拒否リスト」タブの「追加」をクリックします。
アドレスまたはドメインの追加で「qq.com」を追加して「OK」をクリックします。
「qq.com」が追加されている事を確認後、「OK」をクリックします。
これで「qq.com」から届いていたメールが迷惑メールフォルダに振り分けられます。
迷惑メールフォルダに振り分けずに完全に削除する方法はこちらです。