イラストレーター(illustrator)のファイルが起動しない
滋賀県大津市北比良のお客様、Windows7 64Bitのノートパソコンです。
パソコンの症状は、イラストレーターの一部のファイルが、「メモリ不足です」と起動しないので見てほしいとの依頼でした。
確認するとお客様のパソコンのイラストレーターのバージョンは、CS3で全てのイラストレーターのファイルが開かない訳ではなく、開くファイルもあります。
そこで開かないファイルを当社のパソコンで開いてみると以下のエラーが出ました。
「Illustratorで、シンボルの9スライスの拡大・縮小が有効になりました。以前のバージョンのこのオプションが指定されているシンボルインスタンスに拡大・縮小が実行されていた場合、アピアランスは変化します。シンボルの9スライスの拡大・縮小オプションを保持しますか?」
おそらく該当データを作ったパソコンのイラストレーターのバージョンは、最新らしく、その際の「シンボルの設定」に原因があるようです。
そこで下記サイトを参考にして頂き、新しいバージョンを使っているパソコンの方の設定をして頂く様にご説明しました。
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参考になったサイトは下記です。
http://www.too.com/support/toocare/faq/adobe/16257.htmlより引用
Illustrator で「シンボルの 9 スライスの拡大・縮小オプションを保持しますか?」アラートが出る
Illustrator で既存の書類を開く際に「Illustrator で、シンボルの 9 スライスの拡大・縮小が有効になりました。以前のバージョンのこのオプションが指定されているシンボルインスタンスに拡大・縮小が実行されていた場合、アピアランスは変化します。シンボルの 9 スライスの拡大・縮小オプションを保持しますか?」というアラートが出る場合があります。
【Mac】
【Windows】
これは Illustrator CS3 以降の機能である「シンボル」パネルのオプションメニューにある「シンボルオプション」の「9 スライスの拡大・縮小に使用するガイドを有効にする」が、CS5 以降で仕様が変更された為に発生します。
【Mac】
【Windows】
つまり、CS3 〜 CS4で「9 スライスの拡大・縮小に使用するガイドを有効にする」機能を指定したオブジェクトを含む書類を作成し、それを CS5 以降で開く場合にこのアラートが表示されます。
さらに、それらのオブジェクトが拡大または縮小されている場合は、「はい」を選択すると、オブジェクトの見た目が変わってしまいます。
こちらが CS3 で作成し、オブジェクトを拡大した書類です。
こちらが上記書類を CC 2014 で開く際に「はい」を選択した書類です。見た目が変わってしまいます。
作成時の見た目を維持する場合は「いいえ」を選択して下さい。
参考「Illustrator ヘルプ / シンボル(Adobeサポート)」
株式会社Tooさん有難うございました。